Technologies Required for CCUS

  • ホーム
  • CCUSについて
  • CCUSに必要な技術

1. CO2分離・回収技術

CO2分離・回収技術

火力発電所などの排気ガスから高純度かつ大量のCO2を改修するには、アミンと呼ばれる化学物質を利用するのが一般的です。排気ガスをアミン溶液と接触させると、アミン溶液がCO2を吸収します。このCO2を含むアミン溶液を120℃に加熱することで、CO2が分離し、CO2を回収することができます。

CO2分離回収の仕組み

CO2回収に使われるアミンの一種、モノエタノールアミン(MEA)の分子構造(このアミンは化粧品やせっけんにも使われている一般的な化学物質です。効率的なCO2回収のため、他にも様々な種類のアミンの利用が検討されています。)

2. CO2輸送技術

パイプライン輸送技術

  • パイプライン輸送技術は天然ガス等の輸送手段として成熟した技術であり、陸上及び海上の双方で、大量の天然ガスや石油、水を日常的に輸送することができます。
  • 米国では長距離パイプライン(2,500km以上)が建設されており、実際にCO2が輸送されています。また、日本国内にも天然ガス輸送のためのパイプラインが設置されています。

船舶輸送技術

  • 船舶輸送を用いた輸送システムでは、回収・分離したCO2は圧縮・液化され、液体の状態で輸送されます。
  • 船舶によるCO2の輸送は世界的にも例が少ないですが、陸上におけるCO2貯留地点を確保することが難しい場合においては有用な技術です。
既存のCO2輸送技術の概念図

3.有効利用

資源としてCO2を有効利用するには、CO2を燃料やプラスチックなどに変換して利用する方法と、CO2のまま直接利用する方法があります。CO2を他の物質に変換するためにはエネルギーが必要ですが、そこで再生可能エネルギーを使うなど、できるだけ化石燃料を使わない方法が研究されています。また、CO2を直接利用する例としては、油田の油層にCO2を圧入して、原油をより回収しやすくする石油増進回収(Enhanced Oil Recovery)への利用やドライアイスへの利用などがあります。

4.貯留技術

CO2を、地下800メートルより深くにある隙間の多い砂岩などからできている「貯留層」に貯留します。貯留層は、CO2の漏洩を防ぐ泥岩などからできている「遮へい層」で覆われている必要があります。日本ではCO2を貯留できそうな場所が海域に多く、火力発電所などの大規模なCO2の排出源も沿岸部に多いため、海底下への貯留が適していると考えられます。そのため、CO2を船舶で輸送し、海底下に貯留する技術が必要になります。